MacBookの使い方!7つの基本操作を初心者向けに解説(macOS Tahoe対応)

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MacBookを購入したけれど、「電源の切り方」や「トラックパッドの操作方法」など、基本的な使い方がよく分からない…そんな方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、MacBookを使ううえで必ず覚えておきたい7つの基本操作を、初心者にも分かりやすく解説します。基本操作をマスターして快適なMacライフを過ごしてみてください。

MacBookの電源操作と基本情報の確認方法

起動とスリープのやり方

ディスプレイを開けると自動で電源が入る

MacBookは、ディスプレイを開けるだけで自動的に電源が入ります。電源ボタンを押すなど、特別な操作は必要ありません。

一時的に作業を中断したいときは、ディスプレイを閉じると自動でスリープモードに移行します。ディスプレイを開くだけで瞬時に元の状態に戻せるのでとても便利です。

システム終了・再起動・強制終了のやり方

Appleメニュー

システム終了・再起動・強制終了などの操作は、りんごマークをクリックすると表示される、Appleメニューから選択できます。

MacBookの源を完全に切るには「システム終了」を実行します。その際、電源が完全に落ちるまで待ってからディスプレイを閉じるようにしてください。

アップルのユーザーガイドには「途中で閉じると正しく終了できず、次回の起動が遅くなることがある」と案内されています。

再起動時のオプション

システムの動作が不安定なときは「再起動」を試して見ましょう。「再ログイン時にウィンドウを再度開く」にチェックを入れておけば、作業中のアプリがそのまま復元できます。

「強制終了」はアプリがフリーズして操作できなくなった場合などにおこないます。「アプリケーションの強制終了」ウィンドウが表示され、動かないアプリを選んで終了できます。MacBookをシャットダウンすることなく、問題のアプリだけを終了することが可能です。

基本情報の確認方法

このMacについて

Appleメニューから「このMacについて」を選ぶと、チップの種類、メモリ容量、シリアル番号、macOSのバージョンなどが確認できます。

さらに「詳細情報」をクリックするとストレージの空き容量が確認でき、「ストレージ設定」に進むことで、どの種類のデータがどれだけの容量を使っているかまでチェックすることが可能です。

トラックパッドの基本操作

MacBookのトラックパッド

MacBookの操作で欠かせないのが、キーボードの下にあるトラックパッドです。よく使う基本操作をいくつかご紹介します。

基本操作とジェスチャ

1本指タップ=左クリック
2本指タップ=右クリック

MacBookのトラックパッドはジェスチャに対応しています。マウスの「左クリック」にあたる操作は、1本指でトラックパッドを軽くタップすることで実行できます。また、「右クリック」は、2本指で軽くタップするだけです。

2本指を上下=スクロール
2本指開閉=拡大・縮小

画面スクロールは2本の指を上下に動かしておこないます。さらに、2本の指を広げたり閉じたりすることで、写真やウェブページを拡大・縮小することが可能です。

親指と3本指つまむ=Launchpad
3本(4本)指を上スワイプ=Mission Control

親指と3本の指でつまむ動作をすると「Launchpad」が開き、インストールされているアプリが一覧で確認できます。

さらに、3本(もしくは4本)指を上にスワイプすると「Mission Control」が起動し、その画面で開いているすべてのウィンドウが確認できるなど、ジェスチャを覚えればさまざまな操作が直感的かつ素早く実行できて便利です。

トラックパッドのカスタマイズ

システム設定→トラックパッド

もし、カーソルの動きが速すぎるとか、クリックが重たいとか感じる場合は「システム設定」の「トラックパッド」から細かく調節できます。
軌跡の速さやクリックの強さ、ジェスチャーのオン・オフなど、好みに合わせてカスタマイズしてみてください。

キーボードの基本操作

M4 MacBook Air 15インチのキーボード (US配列)

ここでは、MacBookのキーボードの操作方法について解説します。私が使用しているのはUS(英語)配列モデルですが、JIS(日本語)配列のMacBookでも基本操作は同じです。

ショートカット

Command(⌘)キー

MacBookのキーボード操作で特に重要になるのが「Command(⌘)」キーです。ショートカットを実行するときに使うキーで、さまざまな操作が素早くおこなえます。代表的なショートカット例は以下のとおりです。

ショートカット機能
Command + C選択範囲のコピー
Command + Vペースト
Command + Shift + 3スクリーンショット(画面全体)
Command + Shift + 4スクリーンショット(選択部分)
Command + Shift + 5スクリーンショット・画面収録機能のメニュー

ファンクションキー・その他キー

ファンクションキー (F1〜F12)

MacBookのキーボード上部には、F1〜F12と表示された「ファンクションキー」が配置されています。画面の輝度調節やスピーカーの音量調節などの機能にワンタッチでアクセスできる便利なキーです。

「fn」キーで絵文字や記号入力ができる

また、キーボードの左下にある「fn」キー を押すと、絵文字や記号の入力ウィンドウが表示されます。SNSやメッセージを書く際に活躍しそうです。

MacBookのキーボードには、ほかにも、「Control」「Option」がありますが、Controlキーは、マウスの右クリックと同じようにメニューを表示するときなどに使い、Optionキー は、特殊文字を入力する際などに利用します。

システム設定→キーボード

キーボードやショートカットの設定については、システム設定のキーボード項目から細かく変更ができるので、カスタマイズをしたい方は確認してみて下さい。

Finderの使い方

Finderアプリ

MacBookでファイルやフォルダを管理するときに使うのが Finder です。Windowsでいうエクスプローラーにあたるもので、Macでは必ず使う基本アプリになります。

フォルダの基本操作

新規フォルダ作成

新しいフォルダを作りたいときは、Finderの「ファイル」メニューから「新規フォルダ」を選ぶか、ショートカットの「Shift + Command + N」で作成できます。

フォルダウインドを開くと、画面左側の サイドバー には「アプリケーション」「書類」「ダウンロード」など、よく使うフォルダーが並んでいます。

ドラッグ&ドロップでサイドバーに登録

頻繁に利用するフォルダーは、ドラッグ&ドロップで登録ができ、素早くアクセスすることが可能です。また、フォルダの外にドラッグすることで、サイドバーから削除できます。元のフォルダは消去されないので安心してください。

表示形式が変更できる

フォルダウィンドウ上部のアイコンから、アイコン表示、リスト表示、カラム表示、ギャラリー表示が選択できます。普段はアイコン表示で、日付で並べ替えたいときはリスト表示にするなどの使い分けが可能です。

ファイルの基本操作

ドラッグ&ドラッグでファイルの移動・コピー

ファイルをドラッグして、別のフォルダでドロップすると移動ができます。また、Optionキーを押しながら同じ操作をすることで、ファイルのコピーも可能です。

「情報を見る」

ファイルを右クリックして「情報を見る」を選ぶと、ファイル情報が確認できます。サイズや作成日だけでなく、「どのアプリで開くか」を変更したり、タグを付けて分類したりもできます。

デスクトップの整理方法

デスクトップを右クリック→「スタックを使用」

デスクトップにファイルが増えてごちゃごちゃしてきたら、「スタック機能」を使ってみましょう。デスクトップ上で右クリックし、メニューの「スタックを使用」を選択するだけです。種類ごとに自動でまとめて整理してくれるので、一気に見やすくなります。

外観のカスタマイズ方法

見た目を自分好みにカスタマイズできるのもMacBookの魅力のひとつです。ここでは、よく使う外観設定をいくつかご紹介します。

壁紙とスクリーンセーバーの設定

「システム設定」→「壁紙」

壁紙とスクリーンセーバーは「システム設定」の「壁紙」のところで設定することが可能です。「ダイナミックの壁紙」を選ぶと、現在地の時刻に基づいて、明るくなったり暗くなったりします。スクリーンセーバーも同じ場所から設定できます。

外観の変更方法

「システム設定」→「外観」| 画像はクリアモード

「システム設定」から「外観」へ進むと、「自動」「ライト」「ダーク」の3モードから外観モードが選べます。自動に設定しておくと、昼はライト、夜はダークに自動で切り替わるので便利です。

「外観モード」をダーク、「アイコンとウィジェット」をクリアにした画面

macOS Tahoeでは、アイコンとウィジェットのスタイルも変更できるようになりました。「デフォルト」のほか、「ダーク」「クリア」「色合い調整」の4つのスタイルがあるので、デスクトップ全体の雰囲気を大きく変えられます。

Dockのカスタマイズ方法

「システム設定」→「デスクトップとDock」

Dockは、よく使うアプリを並べておける便利な場所です。「システム設定」の「デスクトップとDock」のなかで、表示位置を画面の下・右・左から選択できます。

自動的に隠す設定もできるため、作業スペースを広く使いたい方は「自動的に表示・非表示」をオンにしておくのがおすすめです。

フォルダのカスタマイズ方法

フォルダのカスタマイズ画面

macOS Tahoeから、フォルダ全体の色を変えられるようになりました。フォルダを右クリックし「フォルダをカスタマイズ」から、色が変更できるほか、シンボルや絵文字も追加できます。

メニューバーのカスタマイズ方法

「システム設定」→「メニューバー」

画面右上のメニューバーには、Wi-FiやBluetooth、バッテリー残量などが表示できますが、「システム設定」の「メニューバー」から、表示するアイコンの追加や削除ができます。

「メニューバーの背景を表示」をオフ:壁紙が透けて見られる

また、「メニューバーの背景を表示」をオフにすると、メニューバーが透明になり、画面が広くなったように感じられるので、ぜひ試してみてください。

アプリの管理方法

アプリの入手

App Storeから入手する場合

MacBookに新しいアプリを入れるときは、「App Store」もしくは、アプリの公式サイトからダウンロードします。App Storeの場合、検索窓からアプリを探し、「入手」ボタンをクリックするだけです。アプリには無料と有料(買切り型・サブスク型)のものがあリます。

アプリの起動とウィンドウサイズ変更

信号機ボタンでウィンドウサイズを変更

アイコンをクリックするとアプリが起動できます。アプリウィンド左上の信号機ボタンでウィンドウサイズの変更が可能です。

  • 赤:ウインドウを閉じる
  • 黄:最小化してDockに収納
  • 緑:フルスクリーン表示

緑のボタンにカーソルを合わると、画面分割オプションが選択できます。2つのアプリを2分割表示して作業したいときに便利です。Optionキーを押しながらウインドウをドラッグすることでも、タイル表示ができます。

Dockへの追加と削除

アプリアイコンをドラッグしてDockに登録できる

アプリ一覧からアイコンをドラッグして、Dockの好きな位置に表示させておくこともできます。頻繁に使用するアプリはDockに入れておくと便利です。アプリ一覧を表示するには、トラックパッド上で4本指を閉じるジェスチャをおこないます。

逆に不要なものは、アイコンをDockの外にドラッグすれば削除することが可能です。アプリ自体は消えないので安心して下さい。

アプリの終了方法

アプリの終了|起動中アプリはアイコン下にドット

アプリを終了するには、Dockのアイコンを右クリックして「終了」を選ぶか、アプリがアクティブな状態で「Command + Q」のショートカットを実行します。

アプリのウインドウを閉じるだけでは、完全に終了していない場合があるので注意が必要です。起動しているアプリは、アイコン下のドットで確認できます。

ちょっと便利な機能

普段使いでちょっと役立つ便利な機能を4つご紹介します。

(1)スクリーンショットの保存先変更

「オプション」→保存先を変更

スクリーンショットを撮ると、通常はデスクトップに保存されますが、保存先を変えたいときは「Command + Shift + 5 」のショートカットを押します。

画面取り込み用のコントロールが表示されるため、「オプション」からから保存先を選択すれば完了です。よく使うフォルダに直接保存すれば、デスクトップが散らからず、後から探す手間も省けます。

(2)ウィジェット

通知センターの「ウィジェット編集」ボタン

MacBookはデスクトップや通知センターにウィジェットが追加できます。接続しているデバイスの充電残量や最新のニュースなどを素早く確認することが可能です。

デスクトップにウィジェットを追加するには、デスクトップ上で右クリックし「ウィジェットを編集…」から、通知センターに追加するには、画面右上の日付か時刻をクリックし「ウィジェットを編集」からおこないます。

通知センターに追加しておくと、作業中でも必要な情報が簡単に確認できて便利です。2本指でトラックパッドの右端から左にスワイプすることでも、通知センターが表示できます。

(3)デスクトップの追加

Screenshot

画面が複数のアプリウィンドウで煩雑になってきたら、デスクトップを追加して操作スペースを確保しましょう。

4本指で上にスワイプし「ミッションコントロール」を立ち上げると、画面上部に利用できるデスクトップが表示されます。アプリウィンドウをドラッグして使いやすいように配置してみてください。

4本指で左右にスワイプするとデスクトップが切り替えられます。右端の「+」マークを押すことで、最大16個までデスクトップを作成することが可能です。

(4)AirDrop

「共有」→「AirDrop」
転送先デバイスを指定
転送完了

AirDropはMacBookをはじめ、iPhoneやiPadなど、アップルデバイス間でワイヤレスで写真やビデオが転送できる便利な機能です。

使い方は簡単で、まず送りたいファイルを右クリックし「共有…」に進みます。メニューから「AirDrop」を選び、相手デバイスのアイコンをタップするだけです。

私自身、iPhoneで撮影したYouTube用のビデオやブログ用の写真などを、MacBookへ転送する際に活用しています。写真や書類をワイヤレスで素早く送れる手軽さが魅力です。

まとめ

本記事では、MacBook初心者向けに、7つの基本操作を解説しました。

  1. 電源操作と基本情報の確認方法
  2. トラックパッドの基本操作
  3. キーボードの基本操作
  4. Finderの使い方
  5. 外観のカスタマイズ方法
  6. アプリの管理方法
  7. ちょっと便利な機能

これらの操作を覚えておけば、MacBookを普段使いするうえで困ることはほとんどないでしょう。本記事も参考に、快適なMacBookライフをおくってみてください。

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