MacBookでオンライン会議に参加する際など、内蔵しているウェブカメラの画質に不満を感じたことはないでしょうか。そんなときにおすすめなのがiPhoneの「連携カメラ」機能です。
iPhoneの連携カメラ機能とは
iPhoneの「連携カメラ」は、高性能なiPhoneのカメラをMacのウェブカメラとして使える便利な機能です。
連携カメラのメリット
iPhoneの連携カメラを使うメリットとして主に4つあげられます。
①高画質の映像が届けられる
iPhoneの高性能カメラを利用することで、相手に高画質な映像が届けられます。相手に好印象を与えたりコミュニケーションがスムーズになるといったメリットも期待できます。
②追加コストが不要
iPhoneとMacがあれば使えるので、別途ウェブカメラやアプリを購入する必要はありません。
③使い方が簡単
設定が簡単なうえ、iPhoneとMacはワイヤレスで連携するため、ケーブル配線も不要です。また、専用アプリをインストールするなどの手間もかかりません。
③デスクビュー機能が使える
iPhoneを正面を向けたままで、手元の書類などが俯瞰撮影のように映せる「デスクビュー」機能が使えます。(デスクビュー機能については別の機会に解説したいと思います)
設定・準備方法
共通
- iPhoneとMacのBluetoothとWi-Fi設定をオンにする
- iPhoneとMacが近くにあること
iPhone
- iPhone の「設定」>「一般」>「AirPlay と Handoff」と進み「連係カメラ」をオンにする
- iPhoneをスタンドなどに取り付けて固定する
下の写真ではiPhoneのアウトカメラが横を向いていますが、ウェブカメラとして使うときは正面(自分の方)を向けておきましょう。
Mac
- 特になし
FaceTimeの場合
FaceTimeを起動し画面上の「ビデオ」メニュから”iPhoneのカメラ”を選択すれば、iPhoneのカメラに切り替わります。
Zoomの場合
画面上にあるZoomメニューから「ビデオ設定」をクリックし「カメラ」を”iPhoneのカメラ”に変更すればOKです。
システム条件
- iPhone:iOS16以降
- Mac:macOS Ventura 以降
Mac miniなどでも便利
私はM1 MacBook Airを使っているのですが、ウェブカメラの画質(720pだったと思います)が粗く感じていました。iPhoneの「連携カメラ」を利用することで相手から見える画質は明らかに向上します。
旧型のMacBookだけでなく、Mac miniのようにそもそもウェブカメラを搭載していないMacでオンライン会議やビデオチャットをするようなシーンでも活躍するので、ぜひ使ってみて下さい。