Webライターに限らずフリーランスや自営業者にとって、確定申告は避けて通れない重要なイベントです。私は7年ほど前から「やよいの青色申告オンライン」とうクラウド確定申告ソフトを利用して確定申告をおこなっています。
本記事では私が「やよいの青色申告オンラン」を導入した理由や、使ってみて便利に感じた点などをまとめました。クラウド確定申告ソフトの導入を検討している方の参考になれば幸いです。
やよいの青色申告オンライン導入した理由

私が「やよいの青色申告オンライン」を導入した理由はMacで使えるからです。
約10年前に会社をやめて個人事業主をはじめた当初は、地元の商工会議所で入力方法を教えてもらえることもあり、CD版の弥生の青色申告ソフトを導入しました。
ただ、Windowsにしか対応していなかったため、Mac上でWindowsを動作させるParallels Desktopというアプリをインストールし、その上にWindowsと青色申告ソフトをインストールするという複雑な作業が必要でした。
MacでもWindowsPCでも使えるのがクラウド型の確定申告ソフトの魅力です。
やよいの青色申告オンラインを使って便利な点

青色申告に必要な書類がすべて作成できる
複式簿記での帳簿付けはもちろん、青色申告決算書や確定申告書といった青色申告に必要な書類がStepに沿って必要項目を入力するだけですべて作成できます。

e-Taxでの確定申告に対応
e-Taxでの確定申告に対応しているため、最大65万円の控除を受けることが可能です。
日々のデータ入力がスマホでできる

「やよいの青色申告 オンライン」には専用のスマホアプリ「弥生 申告」が用意されています。 毎回パソコンを開くことなく、日々の取引入力をどこからでもおこなうことが可能です。
サポートが充実

料金プランによって異なりますが、電話・メール・チャットをはじめ、画面共有などのサポートが受けられるので、初心者の方でも安心です。
弥生のサポート以外に、地元の商工会議所に教えてもらうのも一つの方法です。個人事業をはじめた頃は、帳簿付けや確定申告についてまったく知識がなかったので、商工会議所に行っていろいろと教えてもらいました。
銀行口座と連携できる(スマート取引)

私の場合、月々の報酬はクラウドワークス経由で指定した銀行口座に振り込まれます。やよいの青色申告と銀行口座が連携させられる「スマート取引」を活用するれば、入金結果が自動的に反映されるので入力の手間が省けます。(システム利用料や源泉徴収税などの内訳は入力する必要があります)
特定のパソコンに依存しない
クラウド確定申告ソフトは、ログインすれば別のパソコンからでも利用できるのが特徴です。普段は店舗やオフィスに設置してあるパソコンで利用し、必要があれば自宅のパソコンで内容を確認するといった使い方ができます。
やよいの青色申告オンラインのデメリット

パソコンにインストールするソフトは、購入さえしてしまえば基本的に追加の費用は発生しません。一方で「弥生の青色申告オンライン」を使用するには、毎年利用料金を支払う必要があります。
毎年発生する費用がデメリットと言えるかもしれません。ただし、常に最新バージョンで利用できることや、Macで使えるメリットを勘案して、メリットのほうが大きいと考えています。
CD版の青色申告ソフトもWindowsを動かすソフトも、いづれは有償アップデートが必要になります。
無料のお試し期間を活用する
「やよいの青色申告オンライン」には1年間の無料お試し期間があります。私もCD版から切り替えるに当たり、1年間2つのソフトを併用して使いやすさなどを試してから導入しました。
まとめ
クラウド確定申告ソフトには今回ご紹介した「やよいの青色申告オンライン」以外にも「freee」や「Money Forwardクラウド確定申告」など、さまざまなサービスがあります。
いづれのサービスとも、無料で試せる期間があるようなので、自分の使いやすいソフトを探してみるのもいいかもしれません。ちなみに、「やよいの白色申告オンライン」はずっと無料で使えます。

確定申告には白色申告と青色申告の2種類がある
確定申告のやり方には白色申告と青色申告の2種類があります。以下に白色申告と青色申告の違いやメリット・デメリットをまとめてみました。
ただし、税の専門家ではないので、詳しく知りたい方や最新の情報を知りたい方は国税庁のサイトをチェックしてみてください。国税庁のサイトは難しくてわかりにくいといった方には弥生のサイトもおすすめです。
白色申告のメリット
- 手続きや書類がシンプルで簡単(青色申告に比べて)
白色申告のデメリット
- 税控除がない
- 赤字の繰越ができない
青色申告に比べて手続きや必要な書類がシンプルな反面、最大65万円の税控除が受けられないので、報酬額が増えるほど税負担も増加します。
青色申告のメリット
- 節税効果が高い(最大65万円の控除が受けられる)
- 赤字が3年間繰り越せる
- 家族へ支払った給料を経費にできる
Webライターの場合、赤字の繰り越しや家族に給料を支払うといったケースはほとんどないでしょう。節税効果を得られるのが最も大きなメリットだと思います。
青色申告のデメリット
- 税務署に事前の申告承認申請が必要
- 複式簿記など必要な書類が複雑
「やよいの青色申告オンライン」なら専門的な知識がなくても比較的簡単に帳簿付けや青色申告がおこなえます。無料期間もあるので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。
