【M4 MacBook Air 15インチ】M1 13インチモデルから買い替えてよかったこと

ガジェット
記事内に広告が含まれています。

2025年3月に発売された「M4 MacBook Air 15インチ」モデルを購入しました。M1 MacBook Air 13インチから5年ぶりの買い替えになります。

本記事ではM4 MacBook Air 15インチにしてよかったことを6つご紹介します。M1 MacBook Airからの買い替えを検討されている方や、13インチか15インチで悩んでいる方は購入時の参考にしてみてください。

基本スペックの違いをおさらい

項目M1 MacBook Air 13インチM4 MacBook Air 15インチ
ディスプレイ13.3インチ Retinaディスプレイ15.3インチ Liquid Retinaディスプレイ
チップM1(8コアCPU/8コアGPU/16コアNE)M4(10コアCPU/10コアGPU/16コアNE)
メモリ8GB16GB
ストレージ512GB512GB

以前から使っていたM1 MacBook Air 13インチと、新たに購入したM4 MacBook Air 15インチの基本スペックを一覧表にまとめました。

ディスプレイサイズと搭載チップが異なるほか、M1モデルがメモリ8GBだったのに対して、M4モデルでは16GBとなっています。ストレージ容量512GBで両モデルとも同じです。

M4 MacBook Air 15インチにしてよかったこと

1.大きな画面で視認性が向上

最初にあげるのが、購入目的でもあった画面の大型化による作業のしやすさの向上です。

項目M1 MacBook Air 13インチM4 MacBook Air 15インチ
デフォルト設定1440 × 900 ピクセル1710 × 1107 ピクセル
最大設定2560 × 1600 ピクセル2880 × 1864 ピクセル

ディスプレイをデフォルト設定にした場合、13インチが1440×900ピクセルなのに対して、15インチでは1710×1107ピクセルと表示領域が約1.5倍にが広がります。

13インチと15インチの見え方の違いを、普段利用する4つのシーンで比較してみました。

シーン1:ワードプレス編集

ワードプレス画面(13インチ)

まず、ライティングの仕事で利用するワードプレスの画面ですが、クライアントの画面をそのままお見せするわけにはいかないので、個人のブロック画面を表示しています。

ワードプレス画面(15インチ)

13インチの場合、1記事分のステータスを表示するのが精一杯ですが、15インチだと5〜6記事分のステータスが人目で火君できます。

編集画面も同様で、縦方向の表示行数が多くなるため、より前後の文章を見ながら執筆作業がおこなえますし、文章内でのコピペなどもやりやすくなりました。

シーン2:画面2分割表示

次に2画面表示での作業性を見てみます。

2分割表示(13インチ)

SafariでWebサイトを参照しながらNotionに文字を入力するような使い方をすると、13インチではNotionの表の右端(上の赤矢印部分)が画面からはみ出してしまいます。

2分割表示(15インチ)

一方の15インチでは、見切れることなく表示することが可能です。(上の青矢印部分)

Safariの内容もよく見比べてみると、横幅が狭い分、表示レイアウトが変わってしまっていました。13インチではiPadの画像だけだったのが、15インチではiPad画像横にテキストも表示されているのが分かります。

情報の中身が変わるわけではありませんが、画像と説明文が横並びであったものが上下になることで、1画面に表示できる情報量が少なくなっています。

画面サイズが大きくなることで、2画面分割表示による作業のしやすさは確実に向上しました。

シーン3:スプレットシート

画面サイズの違いが一番端的にわかるシーンが、スプレットシートを扱うときかもしれません。

スプレットシート(13インチ)
スプレットシート(15インチ)

13インチが横にN列の途中まで、縦に27行目までなのに対して、15インチの場合は、横がP列まで、縦が37行目の半分まで表示することが可能です。

シーン4:動画編集

動画編集画面(左:13インチ | 右:15インチ)

動画編集ではDaVinci Resolveというソフトを利用していますが、15インチだとより多くの素材を表示できるほか、プレビュー画面を大きめに設定した状態でも、タイムラインの全体が把握しやすくなっています。

素材を選択する際にスクロールしたり、タイムライン上のテロップをコピペするときに移動したりする手間が少なく済むなど、画面の大型化による恩恵が感じられます。

2.トラックパッドの操作性が向上

2つめは、トラックパッドが大きくなったことで、より使いやすくなったことです。トラックパッドのサイズは、M1 13インチが縦81×横120mmだったのに対して、M4 15インチの方は縦93×横149mmとかなり大きく設計されています。

M1 MacBook Air 13インチM4 MacBook Air 15インチ
トラックパッド寸法(実測)約81×120mm約93×149mm

テキストの広い範囲を選択するときや、長い距離をドラッグ・アンド・ドロップする際の操作性が良くなりました。

3.重さはそれほど気にならない

サイズ・重量13インチ M1 MacBook Air15インチ M4 MacBook Air
高さ0.41~1.61 cm1.15 cm
30.41 cm34.04 cm
奥行き21.24 cm23.76 cm
重量1.29 kg1.51 kg

M1 13インチと比べると220gほど重量は増えているのですが、見た目の大きさから想像するよりも重さは気になりませんでした。

逆に、M4 15インチを持ってからM1 13インチを持つと、見た目が小さい分、ずっしりと感じました。デスクの上でかさばるのは間違いありませんが、重さについてはそれほど気にする必要がないように思います。

ノートPCスタンドに立てた15インチモデル

ちょっと驚いたのは、M4 15インチのほうが0.46mm薄くなっているためか、今まで使っていた縦型PCスタンドに立てかけるとグラつきが大きくなったことです。M1 13インチのときより狭く調整し直す必要があります。

4.ファンクションキー・ESCキーとTouch IDボタンが押しやすい

M1 13インチ

4つめが、ファンクションキーやESCキーが大きくなり、押しやすくなったとこです。M1 13インチのファンクションやESCキーは、縦のサイズがほかのキーの半分くらいしかありませんでした。

Touch IDボタンに至っては横幅も半分くらいなので、M4 15インチのそれと比べると1/4の豆粒サイズのような感じです。

M4 15インチ

M4 15インチでは、ほかのボタンと同じサイズになっているうえ、Touch IDボタンの中央部分にくぼみが設けられているため、指のお腹部分でタッチしやすくなっています。

5.MagSafe端子があるので充電しながら2つの周辺機器が使える

M4 MacBook Airでは充電用のMagSafe端子が搭載されました。給電しながらでも2つのUSB-Cポートが利用できます。例えば、クラムシェルモードで使用しているときでも、2つの周辺機器を同時に接続することできるようになりました。

6.US配列キーボードが使いやすい

US配列キーボードを選択

最後は、チップの種類や画面のサイズとは関係のないないようです。今回US配列キーボードモデルを選択しました。普段使っている外付けキーボードがUS配列モデルなので、それに合わせた形です。

コロン・セミコロン・アットマークなどといった記号の位置が同じのため、MacBook単体で使うときも外付けキーボードを利用するときも、ほぼ同じ感覚でタイピングができて快適です。

外付けキーボードを併用する場合、キーボードの配列を合わせることも大切だと実感しました。

処理性能の違い

M1 MacBook Airでも、処理性能に特に不満は感じていませんでした。ただ、せっかくM4モデルを購入したので、M1モデルとの処理性能の違いについても比較・検証してみたいと思います。

1.Geekbenchでのスコア計測

Geekbench 6でCPUとGPUのスコアを比較・計測してみました。基本スペックで述べたようにM1は8GB、M4は16GBとメモリ容量にも違いがある点は留意願います。

Geekbench 6CPU (Single-Core)CPU (Multi-Core)GPU
M1 8GB2405869234514
M4 16GB38351489955079
性能アップ1.59倍1.71倍1.59倍
Geekbenchスコア

すべての項目において、M4モデルの方がM1モデルより、約1.6倍スコアが高い結果になりました。チップの世代が3世代新しくなっていることを考えると、それほど大きな性能差はないような気がします。

2.動画の書き出し時間

動画編集ソフト(DaVinci Resolve)での書き出し風景

続いて、動画の書き出しに要する時間を比較しました。以前YouTubeチャンネルに投稿した約9分45秒のフルHD動画で計測します。

動画書き出し時間
M1 8GB3分12秒
M4 16GB1分57秒
時短率1分15秒(約40%)短縮
動画の書き出し時間

結果、M1モデルに対してM4モデルでは、書き出しに要する時間が約40%短縮できました。Geekbendhのスコア差を考えると、順当な結果だと思います。

趣味で動画編集を楽しみたい方などにも、M4 MacBook Airはおすすめの1台と言えるでしょう。

まとめ

結論から先に言うと「大きさと重さが増えることをよしとして購入」するのであれば、よかったことしかないというのが個人的な感想です。

記事内でも述べましたが、15インチモデルの重さについてはそれほど気になりませんでした。面積が大きい分、薄さがより際立つ感じがします。MacBook Air選びの参考になれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました