ロジクールのMX Key for Macは、文字通りMac専用に設計されたフルサイズキーボードです。カスタマイズ可能なファンクションキーを搭載しているため、頻繁に利用する機能を割り当てれば作業の効率化が図れます。
本記事ではMX Keys for Macの特徴をはじめ、よい点や気になる点などをレビューしています。購入を検討している方は参考にしてみてください。
MX Keys for Macの特徴
主なスペック
サイズ | 高さ131.63×幅430.2×奥行き20.5mm |
重量 | 810g |
接続方式 | Bluetooth・Unifying USBレシーバー |
バックライト | あり |
動作時間 | 10日/20週間(バックライト未使用時) |
端子形状 | USB Type-C |
接続デバイス | 最大3台 |
対応OS | macOS、iOS、iPadOS |
同梱物 | キーボード、Unifying USBレシーバー、USB-C充電ケーブル |
スリムでスタイリッシュな外観
非常に薄型でスタイリッシュなデザインを採用しています。いわゆるロープロファイルタイプのキーボードです。薄型ですが剛性が高いため、タイピング時にしなるようなことはありません。
キーストロークは約1.5mmです。カチカチといった小気味良い打鍵音で軽快にタイピングできます。US配列を採用した、スッキリとした見た目も魅力です。
底面はブラックで統一されたシンプルな見た目。中央に「MX KEYS for Mac」のロゴがあしらわれています。6箇所に滑り止め用のパーツが配置されているので、安定した状態で使用することが可能です。
バックライト内蔵
ホワイトに光るバックライトを搭載しています。近接センサーを内蔵しており、手を近づけるだけで発光するので便利です。Logi Options+アプリでオフに設定することもできます。
最初の頃こそオンで使っていましたが、モニターライトもあったため、すぐに使わなくなりました。バッテリーの動作時間も、バックライトオフのほうが圧倒的に長いです。
USB Type-C端子を採用
充電用のUSBポートにはType-C形状の端子を採用しています。左側に見えるのが電源ボタンです。充電用のUSB-C to USB-Cケーブルが付属しています。
MX Keys for Macのよい点
カスタマイズ可能なファンクションキー
MX Keys for Macを使って一番便利だと感じたのが、カスタマイズに対応した17個のファンクションキーの存在です。Logi Options+アプリを使って、好みの機能が割り当てられます。
ショートカットキーを登録することもできるので、よく使う機能を割り当てればパソコン作業を効率的に進めることが可能です。
もちろん、Logi Options+の「Smart Actions」機能にも対応しています。
バッテリー持ちがよい
バックライトオフ時のバッテリーの持ちは非常によいです。スペックに20週間と記載されていますが、実際に前回いつ充電したのか忘れるくらい長持ちします。
リターンキーが押しやすい
MX Keys for Macというより、US配列のキーボードを初めて使ってみて気づいたのですが、JIS配列に比べてリターンキーが非常に押しやすいです。
ホームポジションを保ったまま、小指で簡単に押し込めます。ちょっとしたことですが、タイピングがより快適になりました。
MX Keys for Macの気になった点
フルサイズのためトラックボールまでの移動距離が長い
MX Keys for Macを使ってみて唯一気になったのが、トラックボールとの距離です。ホームポジション〜トラックボールまでの距離が長いため、右手の移動にともなうロスが気になりました。
テンキーや独立した矢印キーを備えた使い勝手のよさか、トラックボールへのアクセスのしやすさか、どちらを優先するかで判断が分かれると思います。
私の場合は最終的に「後者が重要」という結論に至ったので、1年5ヶ月使用した後に現在のHHKBに乗り換えました。
日本語入力切り替えの面倒は無料アプリで解決
US配列のキーボードで入力モード「かな⇔英数」を切り替えるには、毎回「Command + スペース」を押す必要があります。これが結構面倒です。
そんな煩わしさを解消するのが無料アプリ「⌘英かな」。インストールすれば、スペースの両側にあるCommand(⌘)キーを、JISキーボードの「かな」と「英数」キーのように機能させられます。
MX Keys for Macに関わらず、US配列のキーボードを使っている方におすすめのアプリです。
まとめ
頻繁に利用する機能をファンクションキーに割り当てることで、作業の効率化を図れるのがMX Keys for Macの魅力です。
ホームポジションからマウスまでの距離さえ気にならなければおすすめなので、気になる方は一度チェックしてみてくだい。
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